チョルノービリ
Чорнобиль(形容詞形 Чорнобильський)
Chornobyl チョルノービリカナは目安です
意味
この媒体では「チョルノービリ」と書く。「チェルノブイリ」は使わない。ウクライナの法律 № 791а-XII(1991年2月27日)は「Чорнобильської катастрофи」と書き、発電所の運営主体は自らを ДСП «Чорнобильська АЕС»、英語では SSE Chornobyl NPP と名乗っている。ローマ字化は Chornobyl。Чорнобиль は閣僚会議決定2010年第55号の転写表の用例には挙がっておらず、Chornobyl は同表の規則(Ч=Ch、и=y、ь は転写しない)を当てはめた結果だが、発電所自身の英語名がこの綴りを用いている。
使い方と注意
旧表記「チェルノブイリ」を初出で併記してよいのは、キーウと同じ三条件に当たるときだけ。1986年の事故は日本語で長く「チェルノブイリ原発事故」と呼ばれてきたため、事故そのものを扱う記事では初出一回に限り「チョルノービリ(日本語では長くチェルノブイリと書かれてきた)」と添えてよい。/日本の公的機関の表記状況は割れている。環境省の放射線健康管理に関するページは「チョルノービリ原子力発電所事故」と書く。原子力規制庁の委託により公益財団法人日本分析センターが運営する「環境放射能・放射線データベース」は「チョルノービリ原子力発電所事故」と書いたうえで「※(「チェルノブイリ」はロシア語での名称で、現在は使用していません。)」と注記している。一方、復興庁の福島アップデートFAQは「チェルノブイリ原発事故と福島原発事故を比べて、被害の違いは?」と旧表記のままである(いずれも2026年9月23日確認)。こうした官公庁のページを引用するときは原文の表記のまま引き、地の文では「チョルノービリ」に戻す。/ロシア語由来の表記がなぜ問題になるかについて、地の文で政治的な評価を断定しない。書いてよいのは、上記データベースが「『チェルノブイリ』はロシア語での名称で、現在は使用していません」と注記している、という確認できる事実までとする。
出典
- Закон України «Про правовий режим території, що зазнала радіоактивного забруднення внаслідок Чорнобильської катастрофи» № 791а-XII(1991年2月27日。表題および第1条の「Чорнобильської катастрофи」を確認)|Верховна Рада України|2026-09-23 資料を見る
- ДСП «Чорнобильська АЕС» 公式サイト(ウクライナ語名「Чорнобильська АЕС」と英語名「SSE Chornobyl NPP」を確認)|ДСП «Чорнобильська АЕС»|2026-09-23 資料を見る
- チョルノービリ原子力発電所事故と東京電力福島第一原子力発電所事故の規模の比較(「チョルノービリ原子力発電所」の表記を確認)|環境省|2026-09-23 資料を見る
- 環境放射能・放射線データベース「チョルノービリ原子力発電所事故」(注記「※(「チェルノブイリ」はロシア語での名称で、現在は使用していません。)」を確認。原子力規制庁の委託により公益財団法人日本分析センターが運営)|原子力規制庁/公益財団法人日本分析センター|2026-09-23 資料を見る
- 復興庁FAQ「チェルノブイリ原発事故と福島原発事故を比べて、被害の違いは?」(旧表記のままであることを確認。ページに日付表示なし)|復興庁 福島アップデート|2026-09-23 資料を見る
- Про впорядкування транслітерації українського алфавіту латиницею(閣僚会議決定 2010年1月27日 第55号。転写表の全用例と注記を確認。Чорнобиль は用例に含まれない)|Кабінет Міністрів України|2026-09-23 資料を見る
- Ukrainavi 記事の執筆仕様 ARTICLE_SPEC.md(地名の表記表)|Ukrainavi 編集部(社内文書・URLなし)|2026-09-23|-
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