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ウクライナの人・文化・社会・未来を、日本と世界につなぐ

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文化・歴史/解説

ウクライナってどんな国?文化や歴史について3分でおさらい

ウクライナってどんな国?文化や歴史について3分でおさらい

オリュカのひとこと

国土、文化、民族構成のうち、最初に知りたいのはどれですか?本文はこの三つの順に並んでいます。

ウクライナについて、あなたはどのくらい知っていますか?
ウクライナについて基本情報と文化や歴史を記事にまとめました。

ウクライナについての理解を深めましょう。

ウクライナってどんな国?

ウクライナは東ヨーロッパに位置する国で、豊かな文化と歴史があります。
以下の3つの点で解説します。

  • ウクライナの国土や人口
  • ウクライナの文化
  • ウクライナの民族構成

ウクライナの国土や人口

青と黄色のウクライナ国旗の色に塗られ、国章(トライデント)が入ったウクライナの地図の立体イラスト

ウクライナは東ヨーロッパの国。
ベラルーシ、ロシア、ポーランド、スロバキア、ハンガリー、ルーマニア、モルドバと隣接します。

広い国土を持つ国の一つで、面積は約60万平方キロメートルで日本の約1.6倍。

豊かな自然資源と作物がよくできる土地を有しています。

ウクライナの人口は約4,116万人(2022年、クリミアを除く。ウクライナ国家統計局の数値として外務省「ウクライナ基礎データ」が掲載)で、多様な民族がともに生活しています。

首都はキーウ。

ウクライナは地理的にも重要な位置にあり、多くの文化が交差する地点です。

ウクライナの文化

花冠をかぶり、刺繍入りの民族衣装(ヴィシヴァンカ)を着た2人の少女が、綿毛の付いた植物を見つめている写真


ウクライナの文化は、多くの分野にわたります。
芸術への関心が高く、音楽、文学、美術も栄えています。

特に刺繍をほどこした伝統的なシャツ「ヴィシヴァンカ」や民族楽器「バンドゥーラ」は有名で、世界中の人たちから愛されています。

またウクライナのイースターでは、「ピサンカ」というろうけつ染めのイースターエッグが使われます。
星や動物など幸せのシンボルが描かれた美しいイースターエッグは、日本でもワークショップが開かれるほど人気です。

また、ウクライナ料理はその豊富な種類と独特の味わいで知られており、ボルシチやヴァレーヌィキなどが有名です。

ウクライナの民族構成

ウクライナと周辺国(ポーランド、ベラルーシ、ルーマニアなど)が描かれた世界地図の一部

ウクライナは多民族国家であり、ウクライナ人が77.8%と大多数を占める一方で、ロシア人やその他の少数民族も存在します。主要民族は東ヨーロッパの東スラヴ人に属しています。

この多様性はウクライナの文化や言語にも影響を与えており、国家語はウクライナ語で、ほかにロシア語なども使われています。

ウクライナの民族構成は、その歴史的な背景と密接に関連しており、多様な文化的背景が共存しています。

引用:日本国外務省 2001年国勢調査(https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/ukraine/data.html)

オリュカのひとこと

キーウ・ルーシから1991年の独立まで、どんな時代を通ってきたのでしょう。この先の流れで確かめられます。

ウクライナの歴史

ウクライナ国旗の色で描かれたハート形の紙を両手で掲げている写真

ウクライナの歴史は古くから多様な民族や文化が交差する地域です。
歴史を理解することで、現在のウクライナが直面している課題や国民のアイデンティティの形成についても深く理解することができます。

ウクライナはキーウ・ルーシ(キエフ大公国)の時代から、モンゴルの侵攻、ポーランド・リトアニア共和国、ロシア帝国、そしてソビエト連邦の一部としての歴史を経て、1991年に独立を達成しました。
この長い歴史の中で、ウクライナは多くの試練と変革を経験してきました。

キーウ・ルーシの時代

9世紀に成立したキーウ・ルーシは、ウクライナの歴史の中で最初の重要な国家形態であり、東スラブ人の文化と正教会の宗教が根付きました。

ポーランド・リトアニア時代とコサック

1569年のルブリン合同でポーランド・リトアニア共和国が成立すると、ウクライナの土地の多くはポーランドの支配下に入りました。この時期、負担の重くなった農民や町人が南のステップへ逃れて住みつき、ウクライナ・コサックとして勢力を得ました。
コサックは自由を愛する戦士として知られ、ウクライナの民族意識と自立の象徴となりました。

ソビエト時代と独立


20世紀に入ると、ウクライナはソビエト連邦の構成国となり、多くの政治的・社会的変革が行われました。
しかし、1986年のチョルノービリ(チェルノブイリ)原子力発電所事故や、ソビエトの崩壊が国民に大きな影響を与え、1991年には独立を宣言しました。

ウクライナの独立後の歴史は、民主化と国家建設の努力、そして2014年からのロシアによるクリミア編入宣言と東部での戦闘など、新たな挑戦に直面しています。
この歴史的背景は、現代ウクライナの政治的・社会的な諸問題を理解する上で欠かせません。

現在のウクライナ情勢

2022年2月24日、ロシアがウクライナへの全面侵攻を開始しました。
現在のウクライナは、国際的な注目を集め続けています。このセクションでは、その背景と現在進行中の事象について詳しく掘り下げます。

ロシアによるクリミア編入宣言と東部での戦闘(2014年〜)

2014年、ロシアはクリミア半島を一方的に自国へ編入すると宣言しました。日本を含む多くの国は、この編入を認めていません。
同じ年、東部のドネツィク州とルハンシク州では、ロシアの支援を受けた武装勢力が地域の支配を主張し、戦闘が始まりました。

この地域にはロシア語を話す住民が多く暮らしています。ただし、話す言葉と政治的な立場は別のものです。住民の考えを一つにまとめて語ることはできません。

この戦闘は、数多くの民間人の命を奪い、多くの市民が生活基盤を失いました。

ロシア・ウクライナ戦争

2022年2月24日、ロシアはウクライナへの全面侵攻を開始しました。
ロシアはこれを「特別軍事作戦」と呼び、NATOの拡大への対抗や自国の安全のためだと説明しています。

ただし、この説明は国際社会に受け入れられていません。国連総会は2022年3月2日、「ウクライナに対する侵略」と題する決議を、賛成141・反対5・棄権35で採択し、ロシアによる侵攻を非難して軍の即時撤退を求めました。
ここでは、ロシアが何を主張したかという事実と、その主張が妥当かどうかの評価を、分けて記しています。

ロシアは東部と南部の複数の州を占領し、自国への編入を一方的に宣言しましたが、国際的には認められていません。
日本をはじめ多くの国がロシアを非難し、米国や欧州は経済制裁を行っています。

侵攻は現在も続いており、終わる見通しは立っていません。

民間人の死傷者数については、国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)が継続して集計と公表を行っています。数字は集計の方法と時点によって変わり、確認が取れていない被害は含まれません。引用する際は、必ず出典と時点を添えてください。

経済状況

ロシアの侵攻によって大きな経済的被害を受けたウクライナ。
2022年の国内総生産(GDP)は前年比30・4%減となりました。
ただし2023年は2年ぶりに5.3%成長しました。

柔軟な財政政策や国際援助から2024年も成長することが予測されています。
参考:https://bank.gov.ua/en/news/all/komentar-natsionalnogo-banku-schodo-zmini-realnogo-vvp-u-2023-rotsi

ウクライナについて正しく知ろう

ウクライナの基本情報や文化について解説しました。
国際的な注目が集まるウクライナ。

美しく豊かな国について正しい知識を得ることが支援の第一歩となります。

メディアではこれからも現地の声とともにウクライナについて発信を続けます。

出典と記事の記録出典 5件 · 訂正・更新 5件 · 運営体制

出典・参考資料

  1. ウクライナ基礎データ令和8年9月3日付。人口・民族・言語の欄
    発行:外務省 確認日:2026-09-23
  2. Lublin, Union of
    発行:Internet Encyclopedia of Ukraine(Canadian Institute of Ukrainian Studies, University of Alberta) 確認日:2026-09-23
  3. Cossacks
    発行:Internet Encyclopedia of Ukraine(Canadian Institute of Ukrainian Studies, University of Alberta) 確認日:2026-09-23
  4. Embroidery
    発行:Internet Encyclopedia of Ukraine(Canadian Institute of Ukrainian Studies, University of Alberta) 確認日:2026-09-23
  5. Varenyky
    発行:Authentic Ukraine(ウクライナ文化青年スポーツ省のプロジェクト) 確認日:2026-09-23

訂正・更新の記録

  • ロシアによる侵攻の説明について、ロシア側の主張をそのまま理由として書いていた箇所を、「ロシアがそう説明している」という事実と、国際社会の評価を分けて書く形に改めました。国連総会決議ES-11/1(2022年3月2日採択)の内容を追記しています。
  • 2014年の出来事について、ロシアの関与に触れずに「独立を求める動きが強まっている」と記していた箇所を、クリミアの一方的な編入宣言とロシアの支援を受けた武装勢力について明記する形に改めました。
  • 出典と時点のない民間人犠牲者数を削除し、国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)が集計を公表している旨に置き換えました。
  • 地名の表記をウクライナ語に基づく形(キーウ・ルーシ、チョルノービリ)に改め、2014年からの東部の戦闘を「紛争」と記していた見出しと本文を「戦闘」に改めました。
  • 人口を時点のない「約4,400万人」としていた箇所を、ウクライナ国家統計局の2022年の数値(約4,116万人、クリミアを除く)に改めました。ポーランド・リトアニア共和国を「14世紀から」、コサックを「ポーランド、リトアニアからの逃亡農奴が中心」としていた記述は誤りで、共和国の成立は1569年、コサックの中心はウクライナの地から逃れた農民や町人でした。料理名「ピエロギ」(ポーランド語)をヴァレーヌィキに、衣装名「ソロチカ」(シャツの意)をヴィシヴァンカに、見出し「人種」を「民族構成」に改め、言語と2014年の出来事の書き方を改めました。

記載内容に誤りを見つけた場合は、訂正のご連絡からお知らせください。確認のうえ、訂正した内容と経緯を記事に記載します。