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人と暮らし/実用ガイド

横浜は朝8時まで、福岡は指定袋。日本でごみを出すときの決まり

日本のごみの分け方と出し方は、住んでいる市区町村が決めています。横浜市は収集日の朝8時までに透明か半透明の袋で、福岡市は有料の指定袋で出します。粗大ごみはどの市も申込み制で有料です。分別の案内にウクライナ語版は見当たらず、国のガイドブックのウクライナ語版で基本だけを読めます。

オリュカのひとこと

同じごみでも、横浜と福岡で出し方はどこが違うのでしょうか。比べた見出しで確かめましょう。

日本では、ごみを種類ごとに分け、決められた日に、決められた場所へ出します。分け方も、出す時刻も、使う袋も、住んでいる市区町村が決めています。同じ「プラスチック」でも、隣の市では別の日に出す、ということが普通に起こります。

以下では、出入国在留管理庁の『生活・就労ガイドブック』が示す全国共通の基本と、横浜市・福岡市・大阪市の公式の案内を例に、ごみの出し方と粗大ごみの手続きを説明します。あわせて、ウクライナ語で読める案内がどこにあるかをまとめます。記載は2026年9月に各機関の公式ページで確かめた内容です。自分の住む地域の曜日や分け方は、この記事ではわかりません。住んでいる市区町村の案内で確かめてください。

全国で共通しているのは、三つの基本だけ

出入国在留管理庁の『生活・就労ガイドブック』(日本語版第8版)は、第12章「日常生活におけるルール・習慣」で、ごみを出すときに守ることを次のように説明しています。

  • ごみの種類ごとに、出す場所と日(曜日)を守る
  • どこに、どの種類のごみを出すかは、住んでいる市区町村のルールに従う
  • 決まった種類以外のごみや、決められた場所以外に出したごみは収集されない

同じガイドブックは、一般的にはごみは収集日の朝に出すこと、市区町村によっては指定された有料の袋を使わなければならないことにも触れています。ごみの種類の例として挙げているのは、燃やすごみ(台所の生ごみや紙など)、燃やさないごみ(割れた皿やコップ、金属、ガラスなど)、資源ごみ(瓶、缶、ペットボトル、新聞、本、プラスチックの入れ物、段ボールなど)、粗大ごみ(家具、自転車、ふとんなど)、家電ごみの五つです。ただし、これはあくまで例で、実際の区分は市区町村ごとに違う、とガイドブック自身が断っています。

料理に使った油は台所に流さず、紙に吸わせたり固めたりしてから、市区町村のルールに従って捨てるよう、ガイドブックは求めています。

横浜市と福岡市で、どこが違うか

違いの大きさは、二つの市を並べるとよくわかります。以下は、横浜市の外国人向けページ(日本語の元原稿)と、福岡市の公式サイト「ごみと資源の分け方・出し方情報サイト」などで確かめた内容です。

横浜市福岡市
出す時刻収集日の朝8時まで。収集後は出せない粗大ごみは収集日の朝8時30分まで(ふだんのごみの時刻は、住んでいる地域の案内で確認)
燃やすごみなどは透明または半透明の袋燃えるごみは市の指定袋(大45リットルで1枚45円、中30円、小15円、特小10円)
プラスチック「プラスチック資源」として分けて出す(一番長い辺が50cm未満で、プラスチックだけでできているもの)区分と出し方は市の情報サイトで品目ごとに検索できる
粗大ごみ金属製品は一番長い辺が30cm以上、それ以外は50cm以上。事前申込み・有料指定袋に入らない大きさの物。事前申込み・有料
横浜市「ごみ捨てのルール」「ごみと資源物の分け方・出し方」「粗大ごみ」、福岡市「家庭ごみの出し方ルール(燃えるごみ)」「粗大ごみの出し方」から作成(2026年9月確認)。

横浜市は、ごみと資源物を出す曜日は住んでいる場所によって決まっていて、集積場所に貼ってあるステッカーを見るか、近所の人に聞くよう案内しています。分け方を守らずに出したごみには注意のシールが貼られて残され、繰り返し注意しても分けずに出したときは2,000円を払わなければならない、とも書いています。空き缶やたばこの吸い殻のポイ捨ては禁止で、違反すると2万円以下の罰金が科される場合があります。

福岡市は、燃えるごみを市の指定袋に入れ、口をしっかり結んで出すよう求めています。袋に入れて口が結べない大きさの物や、重さで袋が破れてしまう物は、粗大ごみになります。

引っ越してきたばかりのときは、まず住んでいる市区町村のサイトで「ごみ」「分け方」「出し方」を探し、集積場所の掲示と曜日を確かめるのが近道です。賃貸住宅なら、管理会社や大家が建物ごとのごみ置き場の決まりを知っています。部屋を借りるときの流れは日本で部屋を借りるときの記事で扱っています。

オリュカのひとこと

粗大ごみは、出す前に申し込みが要ります。申し込みから収集までの流れを見ましょう。

粗大ごみは、申し込んでから出す

家具や自転車のような大きなごみは、いつものごみの日には出せません。三つの市とも、先に申し込み、手数料を払ってから、指定された日に出す仕組みです。

横浜市

粗大ごみ受付センターに電話かインターネットで申し込みます。申し込むと、出す日時・場所・手数料が知らされます。受付から収集までは2週間程度かかります。手数料は、市が指定する金融機関、郵便局、コンビニで「粗大ごみ収集シール」を買って払うか、LINE・チャット・インターネットで申し込んだ場合は電子決済で払います。収集日の朝8時までに、受付番号と収集日を書いたシール(電子決済の場合は紙)を貼って、指定の場所に出します。雨の日でも収集します。受付センターは英語・中国語・ハングル・スペイン語・ポルトガル語に対応しています。

福岡市

粗大ごみ受付センターへの電話(092-731-1153、月曜日から土曜日の午前9時から午後5時)、インターネット、LINEのどれかで申し込みます。収集日は最短で申込みの1週間程度後です。コンビニなどで粗大ごみ処理券(300円、500円、1,000円)を買い、受付番号か名前を書いて貼り、収集日の朝8時30分までに指定された場所に出します。LINEで申し込んだ場合は、クレジットカードかPayPayでも払えます。

大阪市

大阪市のパンフレット「ごみのマナーABC」によれば、粗大ごみ収集受付センターへの電話かインターネットで申し込みます。収集日は、日曜日と1月1日から3日を除き、申込みから3日後以降、1か月先までの日になります。手数料は品目や大きさで決まり、品目1点ごとに申し込んだ金額の手数料券(200円、400円、700円、1,000円の4種類)を買って貼り、収集日の朝8時30分までに出します。

市が収集しない家電とパソコン

エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機の4品目は、粗大ごみとしては出せません。ガイドブックは、これらを買い換えたり捨てたりするときにはリサイクル料金や収集運搬料金を払う必要があり、新しい製品を買う店か、捨てる製品を買った店に引取りを頼むよう案内しています。買った店がわからないときは、住んでいる市区町村に問い合わせます。

パソコンも、横浜市・福岡市とも市では収集しません。横浜市は、メーカーか「パソコン3R推進協会」に申し込むよう案内しています。小型家電の回収ボックスの投入口に入るパソコンは、そちらにも出せます。

ガイドブックは、決められた場所以外にごみを捨てると刑事罰を科されることがある、と注意しています。横浜市は、スピーカーなどで宣伝しながら回っている回収業者にごみの処理を頼んで、高い料金を請求されたという相談があるとして、市の収集か、市の許可を受けた業者に頼むよう呼びかけています。

ウクライナ語で読める案内

2026年9月に確かめた範囲では、三つの市の分別パンフレットにウクライナ語版はありませんでした。用意されている言語は次のとおりです。

分別の案内がある言語(日本語以外)
横浜市パンフレット:英語、中国語、ハングル、スペイン語、ポルトガル語、ベトナム語/リーフレット:この6言語に、フィリピン語、タイ語、フランス語、ネパール語を加えた10言語
福岡市QRコードで読む案内:英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、ベトナム語、タイ語、ミャンマー語、タガログ語、インドネシア語、ネパール語/ルールブック:英語、中国語、韓国語、ネパール語、ベトナム語
大阪市英語、中国語(簡体字)、韓国・朝鮮語、ベトナム語、ネパール語
横浜市「資源とごみの分け方・出し方」、福岡市「外国語でごみの出し方を知りたい、伝えたい」(2026年4月1日更新)、大阪市「ごみのマナーABC 外国語版パンフレット」から作成(2026年9月確認)。

国の資料では、『生活・就労ガイドブック』にウクライナ語版があります。第12章(Розділ 12)の「Сміття」の節で、ごみ出しの基本ルールと、決められた場所以外に捨てることの禁止を読めます。ただし、書かれているのは全国共通の基本だけで、住んでいる地域の曜日や分け方はわかりません。またウクライナ語版は第7版で、2025年8月1日時点の制度にもとづく日本語版の第8版とは版が違います。

市区町村のウェブサイトには、ページを自動で翻訳する機能を置いているところがあり、横浜市のサイトでは言語の選択肢にウクライナ語が含まれています。機械による翻訳なので、品目名や曜日の訳が正確とは限りません。自動翻訳で読んだ内容は、集積場所の掲示や日本語の原文と照らし合わせてください。

日本語で問い合わせるのが難しいときの相談先は、日本で暮らし始めたときの相談窓口の記事にまとめています。横浜市は、ごみの出し方についての問い合わせ先である資源循環局事務所が日本語だけの対応だとして、日本語がわからない場合は日本語を話せる人に連絡してもらうよう案内しています。

住み始めたら確かめること

  • 自分の住所のごみ・資源物の収集曜日と、出す時刻(市区町村のサイト、集積場所の掲示)
  • 指定袋が必要か、どこで買えるか(市区町村)
  • プラスチック、缶・びん・ペットボトル、古紙の分け方(市区町村の分別の案内やアプリ)
  • 粗大ごみの申込み先と手数料の払い方(市区町村の粗大ごみ受付センター)
  • 建物のごみ置き場の使い方(賃貸住宅なら管理会社や大家)

ここに書いた内容は、2026年9月に各機関の公式ページで確かめたものです。分け方や手数料は変わることがあります。ごみを出す前に、住んでいる市区町村の最新の案内を見てください。

出典・参考資料

  1. 生活・就労ガイドブック 日本語版 第8版(第12章1-1 ごみ:基本ルール、ごみの種類の例、家電ごみ、油、不法投棄)
    発行:出入国在留管理庁 確認日:2026-09-24
  2. 生活・就労ガイドブック ウクライナ語版 第7版(Розділ 12, 1-1 Сміття)
    発行:出入国在留管理庁 確認日:2026-09-24
  3. ごみ捨てのルール(朝8時まで、曜日はステッカーで確認、2,000円、ポイ捨ての罰金、無許可業者)
    発行:横浜市 確認日:2026-09-24
  4. ごみと資源物の分け方・出し方(分別区分、透明・半透明の袋、外国語のパンフレットとリーフレット)
    発行:横浜市 確認日:2026-09-24
  5. 資源とごみの分け方・出し方(外国語版の言語、2026年9月1日更新)
    発行:横浜市資源循環局 確認日:2026-09-24
  6. 粗大ごみ(対象の大きさ、申込み、2週間程度、収集シールと電子決済、朝8時、対応言語)
    発行:横浜市 確認日:2026-09-24
  7. 市では収集しないごみとリサイクル(家電4品目、パソコン、資源循環局事務所は日本語のみ)
    発行:横浜市 確認日:2026-09-24
  8. 外国語でごみの出し方を知りたい、伝えたい(2026年4月1日更新:QR Translatorの言語、ルールブックの言語)
    発行:福岡市環境局 確認日:2026-09-24
  9. 家庭ごみの出し方ルール 燃えるごみ(指定袋の大きさと価格)
    発行:福岡市 ごみと資源の分け方・出し方情報サイト 確認日:2026-09-24
  10. 粗大ごみの出し方(2025年5月14日更新:申込み方法、処理券の価格、朝8時30分、収集しないもの)
    発行:福岡市環境局 確認日:2026-09-24
  11. ごみのマナーABC(ごみの出し方)パンフレット 3 粗大ごみ収集(申込みから3日後以降1か月先まで、手数料券4種類、朝8時30分)
    発行:大阪市環境局 確認日:2026-09-24
  12. ごみのマナーABC 外国語版パンフレット(英語、中国語、韓国・朝鮮語、ベトナム語、ネパール語)
    発行:大阪市環境局 確認日:2026-09-24

記載内容に誤りを見つけた場合は、訂正のご連絡からお知らせください。確認のうえ、訂正した内容と経緯を記事に記載します。