オリュカのお話
オリュカと消えた帰り道
迷っても、戻れる。

紙の案内所には、ときどき白い札が現れます。札に書かれているのは、読む人がどこかで立ち止まったしるしの問い。案内役のオリュカは、そのたびに黄色いしおりを伸ばして、読みたい場所への道を示します。
ある日、オリュカはまっすぐな一本の道で見出しまで案内しました。ところが、着いた先で振り返ると、戻るための足場が見当たりません。帰り道の印を守る亀のタブリ、寄り道を見つけるのが得意な狐のヨリクネ、白い余白を照らす灯のスウネ、紙の端をきれいに揃えるシメロ。性格の違う仲間と出会いながら、オリュカは「迷っても、戻れる」案内のかたちを探していきます。
このお話は、Ukrainaviの案内役オリュカと仲間たちが登場する創作の物語です。実在するウクライナの場所や出来事を描いたものではありません。挿絵は、生成画像をもとにした創作イラストです。
もうひとつのお話:『オリュカと二度目の問い』