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人と暮らし/実用ガイド

火事と救急は119、事件は110。迷ったときの#7119は41地域だけ

日本の緊急通報は、火事と救急が119番、事件と事故が110番です。119番の電話通訳は、導入している消防本部ならどこでも英語・中国語・韓国語に対応していますが、ウクライナ語は地域しだいです。救急車を呼ぶか迷ったときの#7119は全国41地域だけで実施されています。110番で聞かれること、声で話せないときの通報の方法もまとめました。

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オリュカのひとこと

119番と#7119は、どう使い分けるのでしょう。命にかかわると思ったら、読むより先に119番へ。

日本の緊急の電話番号は、火事と救急が119番、事件と事故が110番です。公衆電話からは硬貨もテレホンカードもなしでかけられます。これとは別に、救急車を呼ぶべきか迷ったときに相談できる「#7119」と、急ぎではない警察への相談の「#9110」があります。ただし#7119は、全国どこでもつながるわけではありません。

以下は、出入国在留管理庁の『生活・就労ガイドブック』(日本語版第8版、2026年2月)、総務省消防庁、警察庁、警視庁の2026年9月時点の公表資料にもとづいています。病気やけがの具合の判断はしません。命にかかわると思ったら、読むより先に119番に電話してください。

四つの番号の使い分け

番号かけるとき料金など
119火事、急な病気、けが(救急車)硬貨・カードなしでかけられる
110交通事故、犯罪の被害など、警察官にすぐ来てほしいとき硬貨・カードなしでかけられる
#7119救急車を呼ぶか、すぐ病院に行くべきか迷ったとき(実施している地域だけ)地域の案内による
#9110事件や事故ではないが、警察に相談したいこと通常の電話料金がかかる
出入国在留管理庁の『生活・就労ガイドブック』日本語版第8版、総務省消防庁「救急安心センター事業(♯7119)ってナニ?」、警視庁「警察相談ダイヤル#9110」をもとに作成(2026年9月確認)。

海での事故や事件には118番(海上保安庁)があります。同ガイドブックは、公衆電話から110番・118番・119番に硬貨やテレホンカードなしでかけられると説明しています。赤い緊急通報ボタンのある電話機は、受話器を上げてボタンを押してから番号を押し、ボタンのない電話機は受話器を上げてそのまま番号を押します。

110番で聞かれること

警視庁によれば、110番にかけると「はい、110番警視庁です。事件ですか。事故ですか。」と聞かれます。係員が質問するのは、次のようなことです。

  • 何があったのか
  • 何分前のことか
  • 場所(住所、目印になる店や建物、階数など)
  • 被害や目撃の状況、けが人はいるか
  • 犯人を覚えているか(性別、人数、年齢、服装、逃げた方向など)

出入国在留管理庁の『生活・就労ガイドブック』も、いつ・どこで・何があったか、自分の名前と連絡先、けが人がいるかを、落ち着いてできるだけ正確に答えるよう案内しています。自分で電話をかけられないときは、近くの人に助けを求めてください。

警視庁は、110番の受理件数が1年におよそ211万件あり、そのうちおよそ33万件が、問い合わせや相談、いたずらなどの急ぎでない通報だとしています。困りごとや不安なことを相談したいときは#9110を使い、最寄りの警察署でも直接相談できる、と案内しています。

119番で伝えること

119番では「火事ですか。救急ですか。」と聞かれます。火事なら「火事です」と答えて、場所と自分の名前・連絡先を伝えます。救急のときに伝えることと、病院に行く前の準備は、日本の病院に行く前にの記事にまとめています。

オリュカのひとこと

119番の電話通訳で、ウクライナ語は使えるのでしょうか。消防本部ごとに違う事情をこの節で確かめましょう。

ウクライナ語で話せるか

総務省消防庁は、119番の通報を受けた消防が電話通訳センターにつなぎ、通報した人・消防・通訳の三者で話す「三者間同時通訳」を進めています。同庁の調査では、2025年1月1日現在、全国720の消防本部のうち673本部が導入しています。導入したすべての消防本部が対応しているのは英語、中国語、韓国語で、それ以外の言語は消防本部ごとに選んでいます。導入した本部が対応する言語の数は、4言語から32言語まで分かれています。

同庁の資料には、どの本部がウクライナ語に対応しているかは載っていません。ウクライナ語で119番の通訳を受けられるかどうかは、住んでいる地域の消防本部によります。110番の通報で使える外国語について、全国の対応状況を示す警察の公表資料は確認できていません。

英語で話せる人は、英語を使うほうが通訳につながりやすいと考えられます。自分の住所を日本語で書いたメモと、近くの目印を、電話の近くに置いておいてください。

  1. オリュカ

    迷ったときの相談ダイヤルは、住んでいる地域でも使えるのかな。

  2. スウネ

    実施している地域と、一覧に載っていない県は、この節に書いてあるよ。

  3. タブリ

    受付の時間や対象の年齢も、この節の後半で順に確かめよう。

迷ったときの#7119は、地域によって違う

#7119(救急安心センター事業)は、急な病気やけがで「救急車を呼んだほうがいいのか」「今すぐ病院に行ったほうがいいのか」迷ったときに、医師・看護師・救急救命士などに電話で相談できる仕組みです。総務省消防庁によれば、緊急性が高いと判断された場合は119番につなぎ、そうでなければ受診できる医療機関や受診の時期を案内します。

同庁のページによれば、#7119を実施しているのは全国41の地域です(2026年9月確認)。多くは県全体ですが、北海道は札幌市とその周辺、愛知県は名古屋市、和歌山県は田辺市とその周辺の町だけです。秋田県、三重県、島根県、佐賀県、宮崎県、鹿児島県は、#7119の一覧に載っていません。同庁は、#7119以外の番号で救急の電話相談をしている地域もあるとしています。

受け付ける時間と対象の年齢も地域で違います。24時間の地域が多い一方、夜間だけの地域もあります。おおむね15歳以上を対象とし、15歳未満の子どもは#8000へ、と案内している地域も多くあります。住んでいる地域の番号と時間を、具合が悪くなる前に同庁の一覧で確かめておいてください。

声で話すのが難しいとき

警察庁の「110番アプリシステム」は、耳が聞こえにくいなど音声で110番をかけるのが難しい人が、スマートフォンから文字(チャット)と写真で通報できる仕組みです。事前の登録が必要で、GPSで通報場所を知らせます。SMSとデータ通信が使える日本の携帯電話会社の回線の契約が必要で、日本の中でしか使えません。警察庁は、音声で通報できる人は音声で110番をするよう求めています。

119番では、総務省消防庁が、耳や言葉に障害のある人向けの「NET119緊急通報システム」の導入を消防本部に進めています。使えるかどうかと登録の方法は、住んでいる地域の消防本部に確かめてください。

このほか警察庁は、110番をかけた人のスマートフォンに警察がSMSで専用のURLを送り、現場の映像や写真を送ってもらう「110番映像通報システム」も運用しています。送るかどうかは通報した人の任意で、通信の費用は通報した人の負担です。

110番がつながらないとき

災害や停電、携帯電話の回線の障害で110番がつながらないときについて、警視庁は、周りの人に助けを求めて別の会社の携帯電話や固定電話、公衆電話からかける、近くの警察署や交番、パトロール中の警察官に直接知らせる、といった方法を挙げています。自宅や勤め先の近くの交番の場所を、先に確かめておくよう求めています。

出入国在留管理庁の『生活・就労ガイドブック』にはウクライナ語版もあり、緊急・災害の章で119番と110番のかけ方を読めます(ただし日本語版と版が違います。地震と台風の備え、ウクライナ語で読めるものを参照)。

出典と記事の記録出典 12件 · AIの利用 · 運営体制

出典・参考資料

  1. 生活・就労ガイドブック 日本語版 第8版2026年2月。「緊急・災害」の章 1-1 119番、1-2 110番、公衆電話からの緊急通報
    発行:出入国在留管理庁 確認日:2026-09-24
  2. 生活・就労ガイドブック全体版の言語一覧。ウクライナ語版があること
    発行:出入国在留管理庁 確認日:2026-09-24
  3. 電話通訳センターを介した三者間同時通訳導入済み673本部/720本部、2025年1月1日現在
    発行:総務省消防庁 確認日:2026-09-24
  4. 電話通訳センターを介した三者間同時通訳 ~119番多言語対応の導入状況~2025年2月。英語・中国語・韓国語は全本部、対応言語数の分布
    発行:総務省消防庁 確認日:2026-09-24
  5. 外国人・障害者に円滑に対応するための取組三者間同時通訳、NET119緊急通報システム、救急ボイストラ
    発行:総務省消防庁 確認日:2026-09-24
  6. 救急安心センター事業(♯7119)ってナニ?仕組み、全国41地域、実施エリアの一覧、対象年齢と受付時間
    発行:総務省消防庁 確認日:2026-09-24
  7. 地域の安全に関するお知らせ110番映像通報システム、110番アプリシステム
    発行:警察庁 確認日:2026-09-24
  8. 「110番アプリシステム」について
    発行:警察庁 確認日:2026-09-24
  9. 「110番映像通報システム」について
    発行:警察庁 確認日:2026-09-24
  10. こんなときこそ110番伝えること、つながらないとき、受理件数
    発行:警視庁 確認日:2026-09-24
  11. 110番通報から警察官が現場に到着するまで
    発行:警視庁 確認日:2026-09-24
  12. 警察相談ダイヤル#9110
    発行:警視庁 確認日:2026-09-24

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