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ウクライナの人・文化・社会・未来を、日本と世界につなぐ

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文化・歴史

料理、音楽、文学、工芸。ウクライナの文化と、その背景にある歴史。

  1. 口ひげをたくわえたイヴァン・フランコの肖像写真

    文化・歴史/解説

    ノーベル賞に推薦された年に亡くなった作家、イヴァン・フランコ

    ノーベル賞の推薦の記録には、1916年の文学賞の候補としてイヴァン・フランコ(1856〜1916年)の名が残っています。その年の5月、フランコはリヴィウで亡くなりました。鍛冶屋の息子として生まれ、3度逮捕され、小説・詩・戯曲・翻訳・学術に約6,000の著作を残した人の生涯と、名前が付けられた大学と町をたどります。

  2. レーシャ・ウクラインカの肖像写真

    文化・歴史/解説

    200フリヴニャ紙幣の詩人レーシャ・ウクラインカと、戯曲『森の歌』

    ウクライナの200フリヴニャ紙幣に描かれているのは、詩人で劇作家のレーシャ・ウクラインカ(1871〜1913年)です。本名ラリーサ・コサチ。30年にわたって病と闘いながら、20の劇作品を残しました。ヴォリーニ地方の森の言い伝えから生まれた『森の歌』(1911年)を中心に、作品と生涯、紙幣の図柄、日本語で読める訳書をまとめます。

  3. 口ひげのない若い男性の肖像写真。蝶ネクタイを着けている

    文化・歴史/解説

    作曲家ミコラ・ルィセンコと、生前に上演されなかった『タラス・ブーリバ』

    ウクライナの近代音楽の土台を築いた作曲家ミコラ・ルィセンコ(1842〜1912年)。代表作のオペラ『タラス・ブーリバ』は、ロシア語での上演の話はあっても原語での上演が実現せず、初演は死後12年の1924年、ハルキウでした。民謡の採集、シェウチェンコの詩による歌、1885年の「ウクライナのための祈り」、1904年に開いた学校までをたどります。

  4. 白い襟の服を着た男性の肖像画

    文化・歴史/解説

    「世は私を捕えようとした、だが捕えなかった」哲学者スコヴォロダ

    500フリヴニャ紙幣の肖像の人物、フルィホリー・スコヴォロダ(1722〜1794年)は、学院の職を解かれたあと25年にわたって各地を歩き、友人のもとで詩や対話を書いた哲学者です。生涯と著作、「生まれつき合った仕事」の考えを事典からたどり、生誕300年の2022年にロシアのミサイルで壊された博物館の記録をまとめます。

  5. 丘の上に立つ細長い記念碑「メモリー・キャンドル」。手前に犠牲者を悼む墓標状の石碑の列、奥にキーウ・ペチェールシク大修道院の金色のドーム

    文化・歴史/解説

    ホロドモールの死者は何人か。推計が260万から500万まで割れる理由

    1932〜33年にソヴィエト・ウクライナで起きた人為的な飢饉、ホロドモール。死者数は、2015年の人口学の論文の超過死亡約394万人から、それより少ない推計、多い数字まで、主体によって違います。ウクライナの2006年の法律、各国議会の認定、「評価する立場にない」とした日本政府の答弁までを、誰が何を言ったかを添えてまとめます。

  6. 金地の後陣に立つ、両手を挙げた聖母マリアのモザイク画

    文化・歴史/解説

    1011年か1037年か。キーウの聖ソフィア大聖堂が建った年

    キーウの聖ソフィア大聖堂は、ヤロスラウ賢公の時代に建てられ、11世紀のモザイクとフレスコを今に残しています。ただし建った年は、1037年とする事典と、2011年に創建1000年を祝ったウクライナ政府とで26年違います。バロックの外観の由来、1934年の博物館化、2023年の危機遺産入り、2025年の損傷までをたどります。

  7. 黒く焼け焦げた壁と、割れて崩れ落ちたオレンジ色の屋根材が残るイヴァンキウ郷土史博物館の外観

    文化・歴史/解説

    焼けた博物館から運び出された14点、画家マリア・プリマチェンコ

    キーウ州の村で空想の動物や花を描き続けた画家マリア・プリマチェンコ。全面侵攻の直後、その作品を収めたイヴァンキウの博物館が焼け、職員と住民が運び出した14点が2022年9月にキーウで公開されました。生涯と作品、ユネスコが関わった生誕100年、博物館の再建計画をまとめます。

  8. 文化・歴史/解説

    独立記念日は8月24日。戒厳令で休みの規定が止まったウクライナの祝日

    ウクライナの独立記念日は、1991年8月24日の独立宣言にちなむ祝日です。ただ、最初に祝日とされた「独立の日」は1990年の主権宣言の7月16日でした。労働法典が定める九つの祝日と、2022年3月から戒厳令のあいだ祝日の休みの規定が適用されていないことを、条文から説明します。

  9. 若い男性の油彩の自画像

    文化・歴史/解説

    描くことも書くことも皇帝に禁じられた詩人、タラス・シェウチェンコ

    農奴に生まれたシェウチェンコは、1枚の肖像画の抽選で自由を買い取られ、美術アカデミーで学んだ画家でもありました。1847年の逮捕後は皇帝の命で書くことも描くことも禁じられた10年を送り、それでも詩を書き、絵を描きました。ウクライナ語を近代文学の言葉にした詩人の生涯です。

  10. しずく形の胴に多くの弦を張った、チェルニーヒウ型のバンドゥーラ

    文化・歴史/解説

    旅をした目の見えない歌い手コブザールと、楽器バンドゥーラ

    ウクライナの民族楽器バンドゥーラは、フレットがなく1本の弦で1つの音を出す楽器です。この楽器で叙事詩を語り歩いたコブザールは帝政ロシアとソ連の双方で弾圧され、伝統は1930年代に途絶えかけました。2024年、その伝統を守る取り組みはユネスコに選ばれています。