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ウクライナの人・文化・社会・未来を、日本と世界につなぐ

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記事種別: 解説

  1. 黄色い外壁とバロック様式の塔を持つ聖ユーラ大聖堂。手前に人物像の記念碑

    文化・歴史/解説

    1946年に消され、43年後に地上へ戻ったギリシャ・カトリック教会

    東方の典礼を守りながらローマ教皇と結ぶウクライナ・ギリシャ・カトリック教会は、1596年の合同から始まりました。1946年のソ連による「公会」で解体され、地下で礼拝を続け、1989年に再び認められるまでの歩みと、2025年の調査に表れた信徒の広がりをまとめます。

  2. 雪の積もったこけら葺きの木造教会。複数の塔と丸屋根が重なる

    文化・歴史/解説

    16棟のうち8棟がウクライナに。カルパティアの木造教会

    丸太を水平に積み、屋根と壁を木のこけら板で覆ったカルパティア山地の木造教会「ツェルクヴァ」。2013年にポーランドと共同でユネスコの世界遺産に記載された16棟のうち、8棟がウクライナにあります。四つの建築の型と8棟の顔ぶれ、2024年の報告が書く戦時下の保全の課題をまとめます。

  3. 金糸で花の文様を刺繍した赤い布製の袋を、伝統衣装を着た子どもが手にしている

    文化・歴史/解説

    バラは女性、チューリップは男性。クリミア・タタールの文様オルネク

    クリミア・タタールの人々が刺繍や織物、陶器、銀細工に使ってきた文様オルネクは、図柄の一つ一つに意味があり、並べると物語のように読めます。2021年にウクライナの申請でユネスコの無形文化遺産に記載された文様の中身と、ロシアの占領下にあるクリミアで受け継ぐ難しさをまとめます。

  4. 緑・黄・茶で彩色された暖炉のタイル。鹿、手押し車を押す男性、家、楽器を弾く動物が描かれている

    文化・歴史/解説

    緑と黄が「涙」のように流れる、コシウの彩色陶器

    ウクライナ西部、フツル地方の町コシウでは、白い化粧土をかけた器に金属の棒で線を刻み、緑・黄・茶で彩る陶器が作られてきました。2019年にユネスコの無形文化遺産の代表一覧に記載されたこの伝統の作り方、描かれてきた図柄、名前の残る陶工、いまの担い手をまとめます。

  5. 白い磁器の花瓶に、赤・黄・紫の大きな花を描いたペトリキウカ装飾画

    文化・歴史/解説

    猫の毛の筆で下絵なしに描く、ペトリキウカの花の装飾画

    ドニプロペトロウシク州の町ペトリキウカで育った装飾画は、農家の白壁の絵から始まり、紙の上の一枚の絵になりました。猫の毛の筆で下絵を描かずに花を置いていく技法は、2013年12月にユネスコの無形文化遺産の代表一覧に記載されています。ウクライナの要素として最初の記載でした。筆づかい、空想の花、描き手たちをまとめます。

  6. 白黒映画の一場面。空を見上げる若い女性の顔とヒマワリの花

    文化・歴史/解説

    公開9日で上映を止められた、ドヴジェンコの映画『大地』

    1930年4月8日にキーウで公開されたオレクサンドル・ドヴジェンコの無声映画『大地』は、モスクワの批評家に攻撃され、9日でソ連の映画館から消えました。その夏に西欧で上映されて評価され、1958年にブリュッセルで行われた映画批評家の国際投票では、映画史上の12本の傑作の一つに選ばれています。作品の中身、上映停止までの経過、監督のその後をまとめます。

  7. 森の中に立つ花崗岩の十字架の記念碑。「ウビエンヌィム・スィナム・ウクライヌィ(ウクライナの殺された息子たちへ)」と刻まれ、黄色と青の花輪が供えられている

    文化・歴史/解説

    1937年秋、サンダルモフで銃殺された1,111人と「処刑されたルネサンス」

    1937年10月27日から11月4日、ロシア北西部カレリアの森で、ソロフキの監獄の囚人1,111人がソ連の秘密警察に銃殺されました。演出家レシ・クルバス、劇作家ミコラ・クリーシら、1920年代のウクライナ文化を担った人たちが含まれます。何人がウクライナから来たのかは資料で201人から約300人まで割れます。経過と数字、見つかった後のことをまとめます。

  8. 口ひげをたくわえたイヴァン・フランコの肖像写真

    文化・歴史/解説

    ノーベル賞に推薦された年に亡くなった作家、イヴァン・フランコ

    ノーベル賞の推薦の記録には、1916年の文学賞の候補としてイヴァン・フランコ(1856〜1916年)の名が残っています。その年の5月、フランコはリヴィウで亡くなりました。鍛冶屋の息子として生まれ、3度逮捕され、小説・詩・戯曲・翻訳・学術に約6,000の著作を残した人の生涯と、名前が付けられた大学と町をたどります。

  9. レーシャ・ウクラインカの肖像写真

    文化・歴史/解説

    200フリヴニャ紙幣の詩人レーシャ・ウクラインカと、戯曲『森の歌』

    ウクライナの200フリヴニャ紙幣に描かれているのは、詩人で劇作家のレーシャ・ウクラインカ(1871〜1913年)です。本名ラリーサ・コサチ。30年にわたって病と闘いながら、20の劇作品を残しました。ヴォリーニ地方の森の言い伝えから生まれた『森の歌』(1911年)を中心に、作品と生涯、紙幣の図柄、日本語で読める訳書をまとめます。

  10. 口ひげのない若い男性の肖像写真。蝶ネクタイを着けている

    文化・歴史/解説

    作曲家ミコラ・ルィセンコと、生前に上演されなかった『タラス・ブーリバ』

    ウクライナの近代音楽の土台を築いた作曲家ミコラ・ルィセンコ(1842〜1912年)。代表作のオペラ『タラス・ブーリバ』は、ロシア語での上演の話はあっても原語での上演が実現せず、初演は死後12年の1924年、ハルキウでした。民謡の採集、シェウチェンコの詩による歌、1885年の「ウクライナのための祈り」、1904年に開いた学校までをたどります。