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地名と人名の表記
キーウの綴り、人の名前の書き方、改名された町、州と地区、歴史的な地域名。名前の決まり方と書き方の記事です。
記事19本
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『はだしのゲン』から『チーズスイートホーム』へ、ウクライナ語の漫画
出版専門メディア Chytomo によれば、ウクライナ語の日本の漫画の最初は2009年の『はだしのゲン』第1巻です。日本の版元の許諾を得た翻訳が続くようになったのは、2019年にドニプロの Nasha Idea が出した『チーズスイートホーム』からです。出版社の人たちが語った許諾の壁、刊行一覧の数、日本語の音をキリル文字でどう書くかの議論を見ていきます。
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大鵬の父から獅司、安青錦まで。相撲協会の記録に見るウクライナ
昭和の横綱・大鵬の父は、ウクライナの村に生まれた人でした。2026年9月場所の時点で、ウクライナを出身地とする力士は前頭の獅司と大関の安青錦の二人です。日本相撲協会の記録と、大鵬の父をサハリンの公文書からたどった研究をもとに、3人の記録を並べます。
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ウィーン最初のコーヒー店を開いたのは、ユーリー・クルチツキーか
1683年のウィーン包囲で急使を務めたガリツィア出身の商人ユーリー=フランツ・クルチツキーは、ウクライナの事典では「ウィーン最初のコーヒー店を開いた人」です。ところがウィーン市の歴史事典は、それを伝説とし、1685年に最初の特権を得たのはアルメニア人のデオダートだとしています。三つの資料を並べます。
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ヘロドトスが「ボリュステネス」と書いた川、ドニプロ
キーウを流れるドニプロ川は、紀元前5世紀のヘロドトスには「ボリュステネス」、4世紀のラテン語では「ダナプリス」、テュルク系の言葉では「オズィ」などと呼ばれてきました。一つの川の名前を古い順にたどり、日本語の「ドニエプル」と英語の Dnieper の書き方がどう変わってきたかも見ていきます。
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ウクライナ最高峰ホヴェルラ、地図の2,061mと衛星測量の2,056m
ウクライナでいちばん高い山ホヴェルラは、事典や保護区の案内では標高2,061mとされています。一方、2018年に頂上を衛星測位で測ったポーランドの研究者は2,056.0m(誤差±0.5m)と発表し、19世紀以来の地図にも2,050.7〜2,058.0mの値がありました。山の位置、二つの保護区域、名前の書き方とあわせてまとめます。
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誕生日より大切にされてきた「名の日」。聖ミコラの日は12月6日へ
ウクライナの「名の日」(イメニヌィ、天使の日)は、自分の名前のもとになった聖人の記念日です。事典は、かつては誕生日より大切な祝いだったと書いています。2023年9月に二つの大きな教会が新しい暦に移り、教会の暦の上では名の日も13日早まりました。名前のつけ方、洗礼名とふだんの名前、呼び名の違いとあわせてまとめます。
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「5番25号」と「123番地」はどう違う? 日本の住所の読み方
日本の住所は都道府県から書き始め、町名の後の数字で終わります。その数字には、建物に番号を付ける「住居表示」と、土地の登記の番号を使う「地番」の二通りがあり、新宿区の4分の1近くや京都市では地番を使っています。郵便番号の付け方と、ローマ字で書くときの順番もまとめました。
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『過ぎし年月の物語』は、1110年代のキーウで3度編まれた
キーウ・ルーシの歴史を伝える年代記『過ぎし年月の物語』は、12世紀の初めにキーウの修道院で編まれ、数年のうちに3度手を入れられました。原本は残っておらず、いま読めるのは14〜16世紀の写本です。誰が編んだとされるのか、写本はどこにあるのか、年の数え方、日本語訳の書名まで、事典と校訂本からまとめます。
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1812年に原本が焼けた叙事詩『イーゴリ遠征物語』
1185年、ノヴホロド=シーヴェルシキーの公イーホルはポロヴェツとの戦いに敗れて捕らえられました。この負け戦をうたった『イーゴリ遠征物語』は、1795年に写本が見つかり1800年に刊行されたあと、1812年の火事で原本を失いました。作品の中身、偽作をめぐる論争、ウクライナでの読まれ方、日本語訳をまとめました。
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2019年の正書法は、7年後に「国家語の標準」になった
ウクライナ語で「プロジェクト」を проєкт と書くのは、2019年に改められた正書法の規則です。この正書法は2021年に一審で無効とされ、控訴審と2024年の最高裁で覆りました。2026年3月には、内閣の決定に代わって国家語法に基づく「国家語の標準」になりました。変わった規則と、その7年間をまとめます。
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カリーナはガマズミではない。ウクライナの動植物の名前を日本語にする
カリーナ、レレカ、カシュタン、ソロヴェイコ。ウクライナ語の植物や鳥の名前は、辞書の訳語と日本の同じ名前の種が一致しないことがよくあります。学名を間に置いて和名を引く手順、取り違えやすい11の名前、2021年の赤本の一覧、「国の花」は法律にあるのかをまとめました。
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ガリツィア(ハリチナ)、ポディッリャ、スロボジャンシチナ。州の名前とは別の地域名
ガリツィア(ハリチナ)、ヴォリーニ、ブコヴィナ、ドンバス。ウクライナの記事によく出てくる地域の名前は、憲法が定める州とは別のものです。それぞれがいまのどの州に重なるのか、名前の由来、国境をまたぐ地域、占領下にある土地を、カナダ・ウクライナ研究所の事典の記述をもとに表にしました。
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987の町と村が名前を変えた、ウクライナの二つの地名法
ウクライナでは2015年の法律で共産党の指導者などにちなむ地名が、2023年の法律でロシア帝国やロシアの支配を記念する地名が、改称の対象になりました。最初の法律では987の居住地と25の地区が、2024年9月の最高会議の決議では327の居住地と4の地区が名前を変えています。改称の根拠と手続きをまとめます。
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ウクライナの住所は通りから州へ、郵便番号は5桁
ウクライナの郵便規則が挙げる宛名の要素は、名前、通りと建物の番号、市・地区・州、郵便番号、国。郵便番号は5桁です。日本から送るときの行の並べ方、ラテン文字の綴りが一通りでないこと、国の指定を受けたウクルポシュタと民間のノヴァ・ポシュタの違いを、規則と万国郵便連合の見本で説明します。
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24の州、136の地区、1,469のフロマーダで分かれるウクライナ
ウクライナの地方は、州、地区、フロマーダ(地域共同体)の三つの段に分かれています。いまの形は2020年に決まりました。6月に内閣が24州のフロマーダの領域を承認し、7月に最高会議が地区を490から136に組み替えています。州ごとの数、クリミアの10地区の扱い、戦時下の軍政機関と占領地域の一覧までを見ます。
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「キエフ」が「キーウ」になった日と、地名の綴りの決まり方
2022年3月31日、外務省はウクライナの首都の呼び名を「キエフ」から「キーウ」に改めました。変わったのは都市の名前ではなく、Київ の書き写し方です。ラテン文字の綴りを定めるウクライナの政府決定、#KyivNotKiev、法令による地名の改称、歴史資料の中の旧表記の扱いを順に見ていきます。
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ウクライナ文学は何から読むか──日本語で読める本をジャンルと時代で
ウクライナ文学を読もうとすると、作品選びの前に「どこまでをウクライナ文学と呼ぶか」という線引きにぶつかります。範囲の決め方を先に示し、日本語訳が出ている本をジャンルと時代で並べました。人名のカナ表記が本によって違う点にも触れます。おすすめ順ではありません。
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ウクライナの人の名前──ローマ字の綴り、父称、呼びかけの形
ウクライナの人と仕事や取材で関わるとき、最初につまずくのは名前です。ローマ字の綴りは閣僚会議決定第55号の転写表で決まっていますが、本人が別の綴りを使っていることもあります。本人が使っている表記を最優先にしたうえで、父称、呼びかけで変わる形、入力フォームで起きること。名前を取り違えないための手順です。
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ウクライナ語のあいさつとお礼──20語の引き方と、カナで消える区別
カナで書くと и と і はどちらも「イ」になり、ラテン文字に写すと軟音記号とアポストロフィが消えます。добрий день と доброго дня のどちらが自然かは、辞書を引いても決まりません。あいさつとお礼の20語を引く順番と、つまずく場所を書きます。20語はいずれも、まだ母語話者の確認を受けていません。