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ウクライナの人・文化・社会・未来を、日本と世界につなぐ

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文学と本

シェウチェンコ、レーシャ・ウクラインカ、フランコから出版の統計まで。ウクライナの文学と本の記事です。

記事33本

  1. 文化・歴史/解説

    『はだしのゲン』から『チーズスイートホーム』へ、ウクライナ語の漫画

    出版専門メディア Chytomo によれば、ウクライナ語の日本の漫画の最初は2009年の『はだしのゲン』第1巻です。日本の版元の許諾を得た翻訳が続くようになったのは、2019年にドニプロの Nasha Idea が出した『チーズスイートホーム』からです。出版社の人たちが語った許諾の壁、刊行一覧の数、日本語の音をキリル文字でどう書くかの議論を見ていきます。

  2. 文化・歴史/解説

    ウクライナ映画ベスト100の18位、キーウのアニメ『ヴルンゲリ船長の冒険』

    『ヴルンゲリ船長の冒険』は、キーウの撮影所キーウナウクフィルムのアニメーション部門で作られた全13話のシリーズです。監督ダヴィド・チェルカスキーの経歴、監督が足したギャングの筋、資料ごとに違う作品の年、日本では『ほらふき船長航海記』の題で訳された原作、ロシア語の言葉遊びを見ていきます。

  3. 文化・歴史/解説

    「怠けは、すべての母」。モノマフが子らに残した『教訓』

    12世紀のキーウの大公ヴォロディーミル・モノマフは、子らへの教えと自分の旅と狩りの記録を一つの文章に残しました。この作品は1377年のラヴレンチー写本にだけ残り、1793年に初めて刊行されています。書かれた年の説と、写本の中の置かれ方を事典と校訂本から見ます。

  4. 日本とのつながり/解説

    『羅生門』から『羊をめぐる冒険』まで。日本の小説のウクライナ語訳

    1971年、キーウで芥川龍之介の短編集が日本語からウクライナ語に訳されて出ました。1920年代のハルキウの日本研究から、物理学者で翻訳者のイヴァン・ジューブ、辞書をつくったイヴァン・ボンダレンコまで、日本の文学をウクライナ語にしてきた人たちを百科事典と図書館の目録からたどります。

  5. 人と暮らし/実用ガイド

    ручка は小さな手、そしてペン。ウクライナ語の指小形

    ウクライナ語の ручка は「小さな手」で、「取っ手」「ペン」でもあります。語の終わりに付けて「小さな」「かわいい」を足す指小形の接尾辞を名詞の性ごとに並べ、хата から хатиночка まで三段に重ねる形、形容詞・副詞・子ども向けの動詞への広がり、小ささの意味をなくした語を、百科事典・正書法・辞書の記述でまとめました。

  6. 人と暮らし/実用ガイド

    писати と написати。ウクライナ語の動詞の完了体と不完了体

    ウクライナ語の動詞は、ほとんどが完了体と不完了体の組で現れます。接頭辞・接尾辞・別の語根による組の作り方、完了体に現在形がないこと、未来を表す三つの形、命令形の例、日本語の「〜した」と一対一にならない理由を、アカデミーの百科事典・正書法・辞書の記述でまとめました。

  7. 文化・歴史/解説

    22年公開されなかった『渇いた者の井戸』と、ウクライナの詩的映画

    1965年に撮られたユーリー・イリエンコ監督の『渇いた者の井戸』は「思想的な逸脱」を理由に棚に置かれ、公開は1987年でした。『火の馬』のあと、キーウの撮影所で続いた「詩的映画」の主な作品と、事典と所蔵機関で食い違う製作年、1974年に閉じられた経緯、そして「詩的映画」という呼び名の出どころをまとめます。

  8. ビジネス・復興/解説

    予算1億8,700万フリヴニャのアニメ映画『マウカ』と制作スタジオ

    レーシャ・ウクラインカの戯曲をもとにしたアニメーション映画『マウカ 森の歌』は、2016年に国の公募に選ばれ、2023年3月にウクライナで公開されました。構想から公開までの年表、予算と国の資金、国家映画庁が発表した「独立以来最高」の興行収入が何と比べた数字なのか、国外での公開と続く企画を、制作会社と国の発表からまとめます。

  9. 文化・歴史/解説

    1921年の『夜明け前の歌』。日本語で童話を書いたエロシェンコ

    1921年、東京の叢文閣から、目の見えない詩人ヴァスィリー・エロシェンコの童話集『夜明け前の歌』と『最後の溜息』が出ました。1914年から7年間日本にいた彼の日本語の本、中村彝らが描いた肖像、生まれた場所と晩年の経歴で事典が食い違う点を、書誌と事典から見ます。

  10. 文化・歴史/解説

    「マルーシャ」とハルキウの劇場。クヴィトカ=オスノヴヤネンコ

    1834年の『小ロシアの物語』に収められた「マルーシャ」などの物語は、ウクライナ語でまじめな題材が書けることを示したと事典は説明します。作者のクヴィトカ=オスノヴヤネンコは、ハルキウで劇場の支配人も務めた地主でした。生涯と作品の年、ゴーゴリ『検察官』との関係をめぐる説を、二つの事典から見ます。

  11. 文化・歴史/解説

    1574年、リヴィウで刷られた『アポストル』と『アズブカ』

    1573年2月25日に刷り始め、1574年2月15日に刷り終えた。リヴィウで出た典礼書『アポストル』の奥付には、印刷者イヴァン・フェドロヴィチの来歴が書かれています。同じ年の小さな読み書きの本『アズブカ』とあわせて、中身と残った本、「ウクライナで最初の印刷本」という言い方の条件を見ます。

  12. 社会を知る/解説

    スルジクを話すのは1割か2割か。数え方で変わる、混ざった言葉

    ウクライナ語とロシア語が混ざった話し言葉「スルジク」。名前は混ぜた穀物の粉に由来します。話す人の割合は、調査員が聞いて判定すると11〜18%、本人に尋ねると「両方を同じくらい」が2割近く。辞典と事典の説明、調査の数字が分かれる理由、評価の違い、文学と舞台での使われ方を並べます。

  13. 人と暮らし/実用ガイド

    машина は7通りに形を変える。ウクライナ語の名詞の格と変化

    ウクライナ語の名詞は、文の中での役割によって七つの格に形を変えます。主格・生格・与格・対格・造格・処格・呼格の名前と主な働き、四つの変化の型、前置詞との組み合わせ、日本語の助詞と一対一にならない例を、2019年版の正書法とウクライナ語の百科事典の記述でまとめました。

  14. 文化・歴史/解説

    700人のコサックを逃がした娘の歌。叙事歌ドゥーマ

    決まった節を持たず、語るように演じられたウクライナの叙事歌ドゥーマ。捕虜を逃がした娘マルーシャ・ボフスラウカ、黒海の嵐で罪を告白するオレクシー・ポポヴィチの筋を1920年の本文から読み、最も古い記録と1908年の録音までを事典の記述でたどります。

  15. 文化・歴史/解説

    モルダヴァンカのギャング、ベーニャ・クリーク。バーベリ『オデッサ物語』

    ギャングの頭目ベーニャ・クリークが、20世紀の初めのオデーサの下町を舞台に動き回る。オデーサ生まれのイサーク・バーベリがロシア語で書いた短編の連作『オデッサ物語』の成り立ち、舞台になった地区モルダヴァンカ、主人公のモデルとされる人物、映画と日本語訳を、ウクライナの事典とYIVOのユダヤ百科事典からまとめました。

  16. 文化・歴史/解説

    仇討ちから罰金へ。キーウ・ルーシの法典『ルスカ・プラウダ』

    キーウ・ルーシの法をまとめた『ルスカ・プラウダ』は、原本がなく、1282年の写本をはじめ100を超える写本で伝わります。仇討ちを認めた短い版から、罰金に置き換えた長い版へ。成立をめぐる説、条文の中身、キーウ・ルーシのあとまで使われた経緯を、事典と校訂本からたどります。

  17. 文化・歴史/解説

    1812年に原本が焼けた叙事詩『イーゴリ遠征物語』

    1185年、ノヴホロド=シーヴェルシキーの公イーホルはポロヴェツとの戦いに敗れて捕らえられました。この負け戦をうたった『イーゴリ遠征物語』は、1795年に写本が見つかり1800年に刊行されたあと、1812年の火事で原本を失いました。作品の中身、偽作をめぐる論争、ウクライナでの読まれ方、日本語訳をまとめました。

  18. 文化・歴史/解説

    森のマウカ、川のルサルカ、家のドモヴィク。ウクライナの精霊たち

    ウクライナの民間伝承には、川辺で若い男を誘う水の精ルサルカ、森に住む娘の霊マウカ、家の炉を守るドモヴィクなど、多くの精霊が登場します。事典の記述をもとに、それぞれの姿と、キリスト教の祝日と重なって残った経緯、伝承を記録した民俗学者、文学に取り入れた作品をまとめました。

  19. 人と暮らし/実用ガイド

    лютого と打つと「ルター派」が出る。ウクライナ語の辞書の引き方

    ウクライナ語の辞書は単語を「もとの形」で見出しにしていて、オンライン辞書も変化した形を直してはくれません。лютого で引けば別の語に着地します。見出しに戻る手順、見出し行の記号と強勢記号の読み方、無料で使える公的な辞書と日本語の辞書をまとめました。

  20. 文化・歴史/解説

    『過ぎし年月の物語』は、1110年代のキーウで3度編まれた

    キーウ・ルーシの歴史を伝える年代記『過ぎし年月の物語』は、12世紀の初めにキーウの修道院で編まれ、数年のうちに3度手を入れられました。原本は残っておらず、いま読めるのは14〜16世紀の写本です。誰が編んだとされるのか、写本はどこにあるのか、年の数え方、日本語訳の書名まで、事典と校訂本からまとめます。

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