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ウクライナの人・文化・社会・未来を、日本と世界につなぐ

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音楽と歌

民謡、バンドゥーラ、作曲家、国歌。ウクライナで歌われ、奏でられてきたものをたどります。

記事16本

  1. 文化・歴史/解説

    ウクライナの国花はひまわりか。18世紀に来た花と、歌われてきたカリーナ

    ウクライナの憲法が定める国家の象徴は国旗・国章・国歌の三つで、法律で決めた「国花」はありません。それでもひまわりとカリーナはウクライナを表す植物です。18世紀に入った畑の作物、民謡で娘をあらわす木、シーチ銃兵隊の歌「赤いカリーナ」、1996年のミサイル跡地、2022年の映像から、二つが象徴になった経緯を見ていきます。

  2. 文化・歴史/解説

    フルーヒウからボローニャへ。18世紀ウクライナの作曲家3人

    1771年、フルーヒウ生まれのベレゾウシキーはボローニャのアカデミア・フィラルモニカの試験に通りました。同じ町に生まれたボルトニャンシキーもイタリアでオペラを上演し、キーウのヴェデリは合唱協奏曲を書きました。宮廷聖歌隊へ少年を送った歌の学校から、事典ごとに違う生年や作品の数まで、3人の歩みを三つの事典と学校の記録からたどります。

  3. 文化・歴史/解説

    歌、映画、音楽祭、記念日。「チェルヴォナ・ルータ」の56年

    作曲家ヴォロディーミル・イヴァシュクの歌「チェルヴォナ・ルータ」は、1970年9月、チェルニウツィーのテレビ番組で初めて放送されました。1971年には同じ題の音楽映画が作られ、1989年には歌の名を付けた音楽祭がチェルニウツィーで始まっています。2026年5月、最高会議はこの音楽祭の日にちなむ「ウクライナ音楽の日」を定めました。

  4. 日本とのつながり/解説

    1929年、家族と東京へ。ピアニストのレオ・シロタ

    1928年に演奏旅行で来日し、翌1929年から1946年まで日本に住んだピアニスト、レオ・シロタ。東京音楽学校の名簿、当時の年鑑、研究者の論文から、生まれた町の書き方の違い、教えた生徒、日本を離れた日付の食い違いまでをたどります。

  5. 文化・歴史/解説

    スルタンが帰郷を許すオペラ『ドナウの向こうのザポロージェツ』

    1863年、サンクトペテルブルクで初演された喜劇オペラ『ドナウの向こうのザポロージェツ』は、シーチを追われたコサックの物語です。作曲者は自ら主人公を歌った歌手フラク=アルテモウシキー。台本の作者、「最初のウクライナのオペラ」という言い方、史実との違いを、事典と劇場の資料から見ます。

  6. 文化・歴史/解説

    火事から14年、ウィーンの設計で建て直されたオデーサの歌劇場

    オデーサの劇場は1810年に最初の上演の季節を迎え、1873年に焼けました。いまの建物はウィーンのフェルナーとヘルマーの設計で1887年に開き、沈む地盤と補強の工事を繰り返してきました。三つの事典とユネスコの記載から、年の食い違いも含めてたどります。

  7. 文化・歴史/解説

    1904年のブレシアで蝶々さんを歌った、ソロミヤ・クルシェルニツカ

    1904年2月にミラノのスカラ座で初演された『蝶々夫人』は、5月にブレシアで手を入れた版が上演されました。そこで蝶々さんを歌ったのが、ガリツィアの村に生まれたソロミヤ・クルシェルニツカです。事典の記述から、その生涯と「作品を救った」という言い方の中身を見ます。

  8. 文化・歴史/解説

    700人のコサックを逃がした娘の歌。叙事歌ドゥーマ

    決まった節を持たず、語るように演じられたウクライナの叙事歌ドゥーマ。捕虜を逃がした娘マルーシャ・ボフスラウカ、黒海の嵐で罪を告白するオレクシー・ポポヴィチの筋を1920年の本文から読み、最も古い記録と1908年の録音までを事典の記述でたどります。

  9. 文化・歴史/解説

    10キロ先まで音が届く、カルパティアの木の角笛トレンビタ

    トウヒの木を割ってくりぬき、樺の皮で巻いた長さ1〜3メートルの角笛トレンビタ。カルパティアの山で死や婚礼を知らせ、2012年の調査でも葬送の列の最後を歩いて吹く奏者が記録されています。作り方、知らせてきたこと、「世界最長の楽器」という言い方の中身を、事典と調査報告から見ます。

  10. 文化・歴史/解説

    歌い出す人と高い声がいないと歌えない、ドニプロペトロウシク州のコサックの歌

    一人が歌い出し、もう一人が高い声で旋律を導き、残りの人が中と低い声で支える。ドニプロペトロウシク州の村の合唱団が歌うコサックの歌は、2016年にユネスコの緊急保護一覧に載りました。担い手の年齢、声の役割、緊急とされた理由、2020年の報告の中身を、申請書と決定から読みます。

  11. 頭に花輪をのせ刺繍のシャツを着た二人の少女が、焚き火のそばに座っている

    文化・歴史/解説

    花輪を川に流し、火を跳び越す夏至の祭り「イヴァン・クパーラ」

    ウクライナの夏至の祭り「イヴァン・クパーラ」は、キリスト教以前の儀礼が洗礼者ヨハネの祝日と重なって残ったものです。旧暦では7月の祭りでしたが、2023年の暦の改革で教会の祝日は6月24日に移りました。事典が記録する花輪や火の習俗、歌、ソ連の時代の変化をまとめます。

  12. 口ひげのない若い男性の肖像写真。蝶ネクタイを着けている

    文化・歴史/解説

    作曲家ミコラ・ルィセンコと、生前に上演されなかった『タラス・ブーリバ』

    ウクライナの近代音楽の土台を築いた作曲家ミコラ・ルィセンコ(1842〜1912年)。代表作のオペラ『タラス・ブーリバ』は、ロシア語での上演の話はあっても原語での上演が実現せず、初演は死後12年の1924年、ハルキウでした。民謡の採集、シェウチェンコの詩による歌、1885年の「ウクライナのための祈り」、1904年に開いた学校までをたどります。

  13. しずく形の胴に多くの弦を張った、チェルニーヒウ型のバンドゥーラ

    文化・歴史/解説

    旅をした目の見えない歌い手コブザールと、楽器バンドゥーラ

    ウクライナの民族楽器バンドゥーラは、フレットがなく1本の弦で1つの音を出す楽器です。この楽器で叙事詩を語り歩いたコブザールは帝政ロシアとソ連の双方で弾圧され、伝統は1930年代に途絶えかけました。2024年、その伝統を守る取り組みはユネスコに選ばれています。

  14. 社会を知る/解説

    青と黄の国旗、三叉戟の国章、2003年に歌詞が決まった国歌

    ウクライナ憲法第20条は、国旗・国章・国歌を国家の象徴と定めています。青と黄の国旗と三叉戟の国章は1992年の最高会議の決定で定まり、国歌は1992年に曲だけが承認され、歌詞が法律で決まったのは2003年でした。三叉戟がキーウ・ルーシの貨幣にさかのぼることを含め、それぞれの根拠と由来を説明します。

  15. 陶器の鉢に盛られた穀物とケシの実の料理クチャー

    文化・歴史/解説

    ウクライナのクリスマスは1月7日から12月25日へ

    ウクライナでは2023年7月の法律で、国の祝日の一覧から1月7日のクリスマスが外れ、12月25日だけが残りました。同じ年の9月には、二つの大きな教会が12月25日に祝う暦へ移っています。法律、教会の暦、家庭の祝い方を分けて、聖夜の12品やコリャードカまで説明します。

  16. 刺繍のシャツを着て腰かける口ひげの男性

    文化・歴史/解説

    『シチェドリク』から「キャロル・オブ・ザ・ベルズ」へ ── 同じ旋律が二つの歌になるまで

    クリスマスの定番として知られる「キャロル・オブ・ザ・ベルズ」の旋律は、ウクライナの新年の祝い歌『シチェドリク』に由来します。1922年10月5日のカーネギーホール公演で北米に渡り、1936年に英語詞がつきました。その英語詞は原詞の翻訳ではありません。一つの旋律がどこで二つの歌に分かれたのかを、資料でたどります。

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