テーマ
自然と環境
川、黒土、ステップ、保護区、動植物。ウクライナの自然と、それが受けた被害を扱う記事です。
記事19本
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ウクライナの国花はひまわりか。18世紀に来た花と、歌われてきたカリーナ
ウクライナの憲法が定める国家の象徴は国旗・国章・国歌の三つで、法律で決めた「国花」はありません。それでもひまわりとカリーナはウクライナを表す植物です。18世紀に入った畑の作物、民謡で娘をあらわす木、シーチ銃兵隊の歌「赤いカリーナ」、1996年のミサイル跡地、2022年の映像から、二つが象徴になった経緯を見ていきます。
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1812年、クリミアの南岸に始まったニキータ植物園
クリミア半島の南の海岸、ヤルタの東にあるニキータ植物園は、1812年に始まった植物の研究機関です。初代の園長スティーヴンの経歴、果樹やぶどうの学校を開いた19世紀から、ソ連の時代、独立後のウクライナ農業科学アカデミーまでの年表と名前の移り変わりをまとめます。
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地図にあるのは1,500km余り。オデーサの地下の石切り場
オデーサの地下に広がる「カタコンベ」は、19世紀前半から町を建てる石を切り出した跡です。よく聞く総延長2,500kmは事典でも見積もりとして書かれ、記述され地図にされた坑道は1,500km余りとされます。呼び名、数字の出どころ、1963年からの自然記念物と化石の洞窟を事典と大学、市の資料から並べます。
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南極のヴェルナツキー基地、「1ポンドで譲られた」は本当か
ウクライナの南極観測基地アカデミク・ヴェルナツキーは、1996年2月6日までイギリスのファラデー基地でした。運営する国立南極科学センターによれば、覚書のうえでは基地は無償で渡され、よく語られる「1ポンド」は引き渡しの日の冗談から生まれたものです。1947年からの年表、名前の移り変わり、南極条約の協議国入り、2026年の越冬隊までをたどります。
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スィネヴィル湖、水位で4.45haから7.58haまで変わるカルパティアの湖
ウクライナ西部ザカルパッチャ州の山の中にあるスィネヴィル湖は、ウクライナのカルパティアで最大の湖とされます。ただし湖の面積は水位によって4.45haから7.58haまで変わり、ラムサール条約の登録地の「29ha」が湖の面積として紹介されることもあります。数字の出どころ、湖のでき方の説明、名前の伝説をまとめます。
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延長は資料で200km超から260km超。石膏の迷路、オプティミスティチナ洞窟
ウクライナ西部テルノーピリ州の地下にあるオプティミスティチナ洞窟は、石膏の割れ目に沿って通路が網の目に広がる迷路型の洞窟です。延長は1996年の論文で200km超、2013年の国の規程で240km超、2022年の事典で260km超とされ、「世界最長の石膏洞窟」という言い方にも比べ方の条件があります。数字の出どころと、近くの洞窟、保護の仕組みをまとめます。
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ウクライナ最高峰ホヴェルラ、地図の2,061mと衛星測量の2,056m
ウクライナでいちばん高い山ホヴェルラは、事典や保護区の案内では標高2,061mとされています。一方、2018年に頂上を衛星測位で測ったポーランドの研究者は2,056.0m(誤差±0.5m)と発表し、19世紀以来の地図にも2,050.7〜2,058.0mの値がありました。山の位置、二つの保護区域、名前の書き方とあわせてまとめます。
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93か所のブナ林の世界遺産、最も広い一か所はウクライナの森
ヨーロッパブナの森をまとめた世界遺産は、2007年にスロバキアとウクライナの10か所で始まり、2026年9月時点で18か国93か所になりました。ウクライナにある15か所の面積は全体の約3割で、最も広い構成資産はザカルパッチャ州のウホルカ=シロキー・ルーフです。「ヨーロッパ最大」という言い方の出どころもたどります。
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3,185の巣と「4万5,000〜5万つがい」。ウクライナのシュバシコウを数える
白いコウノトリ(シュバシコウ)の国際調査は1934年に始まり、1974年のあとは10年ごとに行われています。2024年の8回目では、ウクライナで3,185の巣が数えられ、協会はウクライナ全体の繁殖数を約4万5,000〜5万つがいと推計しました。数えた巣と推計の違い、巣の場所の変化、言い伝えを事典と調査報告からたどります。
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キアゲハが外れ、ボバクマーモットが加わった。ウクライナの赤本の一覧
ウクライナの赤本(レッドデータブック)は1980年の最初の版から3回刊行され、2021年の省令で一覧が改められました。このとき動物27種、植物・菌類21種が外れ、ボバクマーモットなどが新たに載っています。第4版の本は2026年9月時点で確認できず、所管の省は2025年と2026年に名前を変えました。罰則と賠償の決まりとあわせて見ます。
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ドナウ・デルタの保護区と、ブィストレ運河をめぐる20年
ウクライナ側のドナウ・デルタには、1998年の大統領令で生物圏保護区が設けられ、302種の鳥が記録されています。2004年に保護区の中を通るブィストレ運河が開かれると、ルーマニアがエスポー条約の調査手続きを求め、2006年に調査委員会は重大な悪影響の可能性が高いと結論しました。この案件は2024年12月に締約国会議で終結しました。
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10年の禁輸が切れても、丸太は国外に出ない。ウクライナの森林と木材
ウクライナは2015年、未加工の木材の輸出を10年間禁じました。松以外の期限が切れた2025年11月からは、輸出の許可制と「ゼロの枠」で同じ状態を続けています。国土の15.9%を占める森林、EUとの仲裁で「違反」とされた経緯、158の国営林業企業の統合までを、法令と公的機関の発表で見ます。
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チョルノービリの立入禁止区域にできた、22万ヘクタールの保護区
1986年の事故で住民が去ったチョルノービリの周りに、2016年、ウクライナで最も広い自然保護区が設けられました。大統領令が挙げた目的、保護区の四つの区域、記録された動物と植物、そして2022年のロシア軍による占拠のあとに残った火災と地雷を、法令と保護区・IAEAの発表でたどります。
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早瀬を沈めた1932年のダムから、ドニプロ川は階段になった
ドニプロ川には、上流のキーウから下流のカホウカまで、水力発電所のダムと貯水池が六段に連なっていました。1932年にザポリッジャで動き出した最初のダムは、川の早瀬を水の下に沈めました。六つのダムと貯水池が造られた年と大きさ、失われた早瀬、2022年以降の被害を、事典と国営の水力発電会社の資料からまとめます。
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カリーナはガマズミではない。ウクライナの動植物の名前を日本語にする
カリーナ、レレカ、カシュタン、ソロヴェイコ。ウクライナ語の植物や鳥の名前は、辞書の訳語と日本の同じ名前の種が一致しないことがよくあります。学名を間に置いて和名を引く手順、取り違えやすい11の名前、2021年の赤本の一覧、「国の花」は法律にあるのかをまとめました。
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ロシア軍が支配していたダムが壊れた日、カホウカで起きたこと
2023年6月6日未明、2022年2月からロシア軍の支配下にあったドニプロ川のカホウカ水力発電所のダムが爆発で崩れました。下流では少なくとも80の集落が水につかり、上流では70万人を超える人の飲み水の源だった貯水池が干上がり始めました。国連とウクライナ政府は損害と損失を140億ドル近くと見積もっています。
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ウクライナの保護区に残る、耕されなかった草原と28の湖
ウクライナ南部には耕されたことのないステップが、西端のカルパティアにはブナの原生林が、北西のポリーシャには湖と泥炭湿地が残っています。その中心となる自然保護区は、観光地ではなく研究の場として設けられています。生物圏保存地域とラムサール条約湿地の記録から、何が守られ、そこで何が調べられているのかをたどります。
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ウクライナの川は三つの海へ向かう──水系・気候・黒土
ウクライナの川の水は、黒海だけでなくアゾフ海とバルト海にも向かいます。国家水台帳に載る主な河川の流域、自然帯と気候、黒土の広さとその劣化まで、数字ごとに出した機関と時点を添えて並べます。国土の面積は、日本の公的機関の間でも一致していません。
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チョルノービリ(チェルノブイリ)原発事故の原因と現在
1986年4月26日、チョルノービリ(チェルノブイリ)原子力発電所で世界最悪の原発事故が発生しました。膨大な量の放射性物質が大気中に放出され、周辺住民は避難を余儀なくされました。 …
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